2012年1月6日金曜日

ラリマー(ブルーペクトライト)

本日は、二回目の投稿です。
今回もブレスレットに使用している石をご紹介!



こちらは1970年代の新鉱物類の中でも、とんでもない人気を誇っているラリマーという石です。
同じ年代でスギライトという日本で発見された紫の石がありますが、
最近ではこのスカイブルーが注目され爆発的な人気が出た石です。

しかしラリマーというのはコマーシャルネームであり、
正式名称は「ブルーペクトライト(ソーダ珪灰石)」と言います。
産出国は、主にドミニカ共和国・バオルコ鉱山のみと言われています。
ラリマーという名前を付けたのはドミニカの宝石商で、その方の娘の名前が「ラリ」といい、
そしてドミニカの言葉で海をあらわす「マー」をあわせてラリマーと呼ぶようになったとのこと。
・・・きっと相当娘さんラブだったんでしょうね。

こちらもまた水晶と同じ、珪酸塩鉱物グループです。
主な主成分は、ナトリウム、カルシウム、水酸基、珪素、酸素化合物。

この石は、扱いには注意をしなければなりません。
硬度が4~5と比較的やわらかい石で、しかも劈開性(竹を割ったみたくすっぱり割れること)があり
一定方向に完全に割れるので、ひび割れが起きやすいです。
そして、太陽に弱く、水に弱く、塩に弱い石です。

汗のかく夏に、炎天下の海になんてつけて行ってしまったら即アウトかなと思います(笑)
写真の石は大きさが16㎜のラリマーでも大玉のもの。他に14㎜が二つ入っています。
わきのブルーの石は、アクアマリンですね。

ラリマーは8㎜くらいの大きさが、見栄えもよく適切な大きさで扱いやすいかなと思います。
この石は大きいものになればなるほど、加工が難しくなります。
硬度はないのですが、
靱性(粘り強さ)がある石なので丸く削るのが職人でなければ難しいのです。

こんにちでは、人気沸騰のあおりでバオルコ鉱山でも良品が取れなくなってきているそう。
日本のみならず、世界でも需要がありますから当然採りつづけていたらなくなりますね・・・

しかしこれほど美しい石が他から採れることは難しいだろうし、
自分もまだ欲しいと思ってるし・・・・(-_-;)
やはり、この考えが環境破壊なのかなとも思ってしまいます。

出尽くしてしまうのは悲しいですが、
店舗からこの石がなくなるのも時間の問題なのかもしれません。

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